内容

日本禅宗史研究第一人者の業績の集大成。禅宗史だけでなく、中世の文学・建築・美術など各分野にわたって裨益するところ極めて大

目次

教団篇(二)
教団史的に見たる宗元禅林の成立/五山禅林に於ける朋党的弊害/足利義持の禅宗信仰に就いて/足利直義禅宗信仰の性格/北条貞時の禅宗帰嚮の一断面/永平道元の臨済宗に対する感情/日本禅僧の渡海参学関係を表示する宗派団/元末名僧
宿の日本への招聘/臨済宗大鑑派について/日本禅宗史の一側面を物語る聖教奥書三則/初期妙心寺史の二三の疑点/初期妙心寺史研究補遺/大徳寺の歴史/播磨大蔵院考/建長寺と円覚寺の異同/中世前期の美濃に於ける禅宗の発展
補遺篇
仏国国師小伝/相国寺開創春屋妙葩の生活観人生観/妙興寺の法系と本末関係/公帖考/室町時代前期の学僧彭叔守仙伝に就ての新説/一休宗純皇胤説の再確認/建長寺の歴史/慈照寺と慈照院/徂徠と黄檗僧‐香国道蓮の場合‐/蘭玉の階庭/蘭渓道隆と樵谷惟僊との交友関係の変遷/知られざる禅僧たち/南江宗[ゲン]伝に就てのいち疑義/『絶海年譜』に就ての疑義/『蔭凉軒日録』研究史の概略/新たに見出された曇芳周応の頂相
論文著作目録/跋/自歴譜

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