第3回角川源義賞受賞

内容

日本禅宗史研究第一人者の業績の集大成。禅宗史だけでなく、中世の文学・建築・美術など各分野にわたって裨益するところ極めて大

目次

典籍篇『雲巣集』と『群玉[ケイ]枝』‐臨済宗法燈派の新法語偈頌‐/空華日工集考‐別抄本及び略集異本に就て‐/禅の典籍/禅僧筆録日記の拾遺/『碧山日録』記主考/五山版『感山雲臥紀談』の伝承について/『諸偈類要』をめぐる諸問題/『扶桑五山記』解題/古林清茂住保寧寺語録刊行の周辺/『正法山宗派図』についての二三の問題/『関東諸老遺藁』考/古版『徹翁和尚語録』の刊行について/『蔭凉軒日録』考/臨済宗の宗派図各説/彰考館本『相国寺前住籍』再説/随想小品篇/叢林史話/日本仏教の問題点/索引雑感/禅宗に於ける異端の問題/信州‐大陸、文化の軌跡帰化僧/五山文学に魅せられて/「五山文学新集」編輯余語‐異本との奇蹟の邂逅/「五山文学新集」校刊記/日本僧の群参した宋末元初中国禅林の諸会下
教団篇(一) 法系の研究方法に緘する一見解/臨済宗幻住派/吉川元長の信仰と周伯慧雍の宗風/日本中世禅林に於ける臨済・曹洞両宗の異同‐「林下」の問題について‐

  • このエントリーをはてなブックマークに追加