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内容

明治35年日本神経学会を創立、わが国近代精神神経学を開拓建設すると共に、日本医史学会の初代理事長(昭和2~7年)を務め、数多くの広範な医史学領域での研究を残した呉博士の業績を集大成。

目次

Ⅰ 精神科医療
 日本ノ不具者
 癲狂院二就テ
 癲狂院の設立は何か為に踟?さるゝや
 癲狂村(精神病者の作業療法)に就きて
 アルトシェルビッツ癲狂院
 癲狂院ノ家族看護法二就テ
 中欧に於ける癲狂院の近況
 警視庁令第四十一号中精神病室の構造設備に関する取締規定に就きて
 文部省指定学校規則を読む
 戦後経営意見
 何故に癲狂院の設立に躊躇するや
 精神病者と其救済
 白癲院ノ設立ヲ望ム
 精神病者私宅監置ノ実況及ビ其統計的観察〔抄〕(樫田五郎と共著)
 精神病者保護ニ関スル意見
 精神病者の救済並びに精神病学的社会問題
 精神病院法に就きて

Ⅱ 精神病学
 精神病患者実験記事(第15例)
 トムゼン氏病ノ一種
 「ひすてりい」ヲ臓躁ト訳シ「ひすてりい」狂ヲ臓躁狂ト訳スヘシ
 不全白癲ニ於ケル盲覚ニ就テ
 精神病者ノ自殺症ニ就キテ
 精神病の分類法
 精神病ノ感染
 精神病学講演速記〔抄〕

Ⅲ 司法精神病学
 精神病者ト新刑法
 刑法第三十九条の医学的見地

Ⅳ 啓蒙
 解惑
 知ト信
 社会問題としての精神病
 精神衛生の真髄

解説(岡田靖雄)
あとがき

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