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内容

永年、東大史料編纂所にて古記録や編年史料の調査・編纂に携わった著者の業績は実に多岐にわたるが、大きく上代学制・古記録・古暦の三本を主柱とし、その周到細密な検討の成果は他の追随を許さぬものがあった。本著作集では、未定稿およぴ書き込みも含め、氏の業績を全8巻に集成する。

目次

第一部 符天暦と日延
 符天暦について
 日延の天台教籍の送致
 日延の符天暦齎来
 保元元年の中間朔旦冬至と長寛二年の朔旦冬至

第二部 宿曜道と宿曜勘文
 宿曜道と宿曜勘文
 宿曜勘文集
 髑髏法と寿限

第三部 仮名暦
 摺暦座について
 延慶三年かのえいぬのとしのこよみ
 最古の仮名版暦
 「最古の仮名版暦」続編
 半夏生(はんげしゃう)と鹿角解(ろくかくげ)
 宣明暦時代の三島暦二点
 京暦と三島暦との日の食違いについて
 大経師暦と三島暦

第四部 鹿島暦と会津暦
 神託で閏月をきめること
 会津暦

第五部 暦道と算道と
 日本長暦
 本居宣長の『真暦考』について
 ツリ(釣)とツル(蔓)
 尼子の大船・田尻丸
 数学者の俳諧
 私の円周率物語
 去年(こぞ)の暦

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