須田剋太 抽象

  • 須田剋太 抽象

思文閣 京都本社

2021.08.23(月)2021.09.04(土)

会期中無休

地図<Google Maps>

OPEN 10:00 — CLOSE 18:00

この度、思文閣では、店舗展示およびオンラインショップの連動企画として、須田剋太の抽象作品を特集した展覧会を開催いたします。須田剋太は、1940年代のはじめにその拠点を関西に移し、戦後の精力的な活動を通じて国内外に特異な存在感を示した画家です。長谷川三郎や、吉原治良、津高和一、そして森田子龍といった関西の美術家たちとの交流はよく知られていますが、一方で、吉原からの具体美術協会への誘いを断ったことでもわかるように、頑として我が道を突き進んだ無二の画家でした。
 
須田剋太は、1948年(昭和23)頃から本格的に抽象作品制作に乗り出し、1970年代終盤に具象画制作に再び活動の中心を移すまで、抽象表現の追求に没頭しました。今回出品の35点のほぼ全てが1960年代とその前後に制作されたものと考えられ、いずれの作品にも、素材と構図に対する彼のすぐれて探究的な姿勢が読み取れるでしょう。
 
須田剋太の抽象表現の世界をどうぞご高覧くださいませ。