黒田泰蔵展

  • 黒田泰蔵展

思文閣

2018.04.14(土)2018.04.29(日)

会期中無休

地図<Google Maps>

OPEN 10:00 — CLOSE 18:00

この度、思文閣では初めてとなる黒田泰蔵の個展を開催いたします。

 

黒田の作品は、熟練した轆轤技術と丹念な研きによって生まれます。
鋭い輪郭と光沢のない白は、そっと置かれているだけで空間を緊張感と品格で満たし
シンプルなフォルムながらも、見る人に強い印象を残します。

 

黒田は人間国宝の島岡達三氏に師事し、様々な釉薬や技法に挑戦した末に
無釉の白磁のみを制作するスタイルに到達しました。
それから25年以上にわたり、自分の定めた制約のなかで製作を続けた黒田は
今や他者の追随を許さない個性として、世界から注目を集めています。

 

今回は思文閣京都本社の広い空間にて、80年代に製作された大作のほか、
近年の大型梅瓶や台皿、美しいフォルムの花入などをご覧いただきます。

略歴

1 9 4 6 年 滋賀県能登川町に生まれる
1 9 6 6 年 渡仏 パリに一年間滞在
1 9 6 7 年 ニューヨークを経てカナダへ
陶芸家 ゲータン・ボーダン氏に師事し陶芸を始める
この間二度帰国して益子の島岡達三氏の元で勉強
1 9 7 5 年 カナダの製陶会社SIALにデザイナーとして勤務
1 9 7 8 年 ケベック州セントガブリエルにて築窯
1 9 8 1 年 帰国 伊豆松崎町にて築窯
1 9 9 1 年 伊東市富戸に築窯
1 9 9 2 年 初めての白磁作品を東京で発表
以後白磁のみ制作

 

主な収蔵先
東京国立近代美術館(東京) / クリーブランド美術館(オハイオ) / ブルックリン美術館(ニューヨーク) / バード・ホフマン・ウォーター・ミル財団(ニューヨーク) / クラーク財団 ルース&シャーマン・リー日本美術研究所(カリフォルニア)/ ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)