京の節分会

まだまだ寒い日が続きますが、先日二月四日は立春。暦の上ではもう春が来ております。
立春の前日、三日は節分ということで、京都のあちこちでも節分祭が執り行われていました。
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今年私が見物に伺ったのは、京都市上京区に位置する廬山寺。
こちらでは「追儺式鬼法楽」、通称「鬼おどり」といわれる行事が毎年行われています。
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これは、廬山寺開祖元三大師良源が村上天皇の御代に
300日の護摩供を修せられた時に出現した悪鬼を、
護摩の法力と大師が持っている独鈷、三鈷の法器でもって
降伏させられたという故事によるもの。
この三鬼は人間の善根を毒する三種の煩悩、
即ち貪欲・瞋恚(怒り)・愚痴の三毒を表現しているもので、
この三毒を新しい年の変わり目といわれる節分の日に追い払い、
また、福寿増長を祈念し、一切の悪疫災難を祓うことによって
開運をはかり新しい節を迎えるという法会行事です。
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三毒を表す赤・青・黒の三鬼が出現すると、小さなお子様の泣き叫ぶ声が聞こえます。
確かになかなか強面の鬼さん。
この鬼たちが踊りながら、大師堂内の修法の邪魔をするのですが、
護摩供の秘法、追儺師の邪気祓いの法弓、そして蓬莱師・福娘によって捲かれる
蓬莱豆及び福餅の威力に追われて逃げ去っていきます。
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お堂の周りは観衆で埋め尽くされており、見物するのも一苦労でしたが、
大変迫力があって面白かったです。
紫式部の邸宅跡としても知られる廬山寺、夏には庭園の桔梗も美しいところなので、
節分の日を外して心静かに御参りされるのもよいかと思います。
(真壁)