梅岩でみちくさ

10月に入社した並河です。今後とも宜しくお願い致します。
京都の紅葉は11月の終わりごろからようよう錦へと変わり始めます。
今年の10月は暖かな日が続いた為、
虫のお腹を満たして、錦をまとう筈の葉をなくしてしまった桜の木などは花を咲かせ、
己が花さえ開花してしまってびっくりしているように感じられました。
ともあれ、11月に入り寒暖を繰り返し、
木々の先端から紅葉が始まる様子を日々愉しみながら通勤しています。
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時をほんの少し遡ります。
今年の国民文化祭が京都で開催され、
市内を中心に京都府下全域で様々な催しが盛況のうちに幕を閉じました。
私の住んでいる京都府亀岡市でも、
亀岡祭宵宮(祇園祭の規模を小さくした感じのもので、山鉾の巡行もあります)の再現や、
佐伯灯籠人形浄瑠璃などの、地域に根ざした様々な伝統行事や文化などで
京都開催の国民文化祭を盛り立てていました。


その一環としてでしょうか、
亀岡駅前のメイン通?を歩いていると普段目にしていなかったものがあるのです。
急いでいたものの何か惹かれるものがあり近寄ってみると、
石田梅岩が残した言葉が書かれた立て札があり、
原文が書かれて隠してある部分をスルスルとめくると、教えの意味が説かれています。
思うに道々にこうした立て札がある様子です。
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石田梅岩は「士農工商」の封建社会にあって、
広く庶民に「あきない」の基本を説き、京都商道の開祖ともいわれている人物です。
何気なく歩いている中で足を止め、その教えの意味を考える。
梅岩の教えは、商人に向けてだけでなく響いてくるものだと感じました。
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後から調べてみると、梅岩古道ハイキングなるコースがあるようで、
コースの最後に石田梅岩生誕地にたどり着くようになっています。
お天気のいい日に、紅葉見物も兼ねて行ってみるのもいいなと思いました。
(亀岡観光協会HPはこちら)
亀岡ゆかりの人物としてあげられるのが明智光秀円山応挙石田梅岩ですが、
私にとって一番縁遠く感じていた人物に、ここに至って近づくきっかけが出来たようで、
なんだか嬉しい道草となりました。
(並河)