神仏います近江 信楽編

近江は仏教美術、神道美術の宝庫。
いま話題の、「神仏います近江」という展覧会へ行ってきました。
近江
「神仏います近江」は、滋賀県のMIHO MUSEUM滋賀県立近代美術館大津市歴史博物館
三館が合同で開催している企画展です。
滋賀県といえば真っ先に思い浮かぶのは琵琶湖!ですが、
実は国宝に指定されている文化財の件数は
東京、京都、奈良、大阪に次いで多い県なのです。
地元の方にも意外に知られていない事実だそうで…
必ずしも国宝が多いからいい、とは言えないとは思いますが、
貴重な文化財がたくさんあることはもっと知られていいのではないでしょうか。
そんな滋賀県の誇る三館合同の展覧会、図録は思文閣出版が制作いたしました。
およそ300点というボリュームで、なんと2400円。
宣伝になってしまいますが、ぜひお求めいただければと思います。
さて、信楽会場のMIHO MUSEUMでは、近江伝来の仏像、仏画、経典などを展観し
我が国の仏教界に多大な影響をもたらした最澄・円仁・円珍らによる
天台仏教の確立までの足跡をたどっています。
どれもこれも貴重な仏像なのですが、
ガラスケースに入っていないどころか、手を伸ばせば届くようなところに展示されています。
仏さまが身近に感じられ、自然と手を合わせてしまうような雰囲気の会場でした。
MIHO MUSEUMの常設展も合わせて拝見しましたが、
世界各地の貴重なコレクションはやはり圧巻です。
インドや中国の仏像は、やはりお顔立ちが日本のものとは異なっていて
風土や気候に合わせて変化してゆく信仰のかたちが見てとれます。
信楽の山深く、神秘的なたたずまいのMIHO MUSEUM。
現在の企画展は12月11日(日)まで開催中です。
会期が終わる頃には、雪景色が美しくなっていることでしょう。
(松本)