文化庁メディア芸術祭 京都展

文化庁メディア芸術祭」。1997年より開催されているこの芸術祭は、
現代アート、アニメ、マンガ、ゲームなどのメディア作品を対象にしています。
2009年度は54カ国から2500点あまりの作品応募がありました。
受賞作品の展覧会が、毎年2月、東京の国立新美術館で開催されています。
(今年度は2011年2月2日~13日開催予定)
2002年からは、受賞作品などを幅広く紹介するため、
国内外の都市に巡回する企画展が開催されています。
現在、「京都芸術センター」と「京都国際マンガミュージアム」にて、
関西初の巡回展が12日まで開催中です。
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※画像はウェブサイトのキャプチャー画像です。


京都芸術センターでは、テクノロジーを駆使した、参加型の作品が多く展示されています。
画面にタッチするだけで触感が伝わる作品、視覚、聴覚、触覚を使って楽しく点字を学ぶ装置、
二人が競い合う対戦型ゲームのように見えながら実は…というゲームなど、
大人から子どもまで楽しめる展示内容です。
現代アートはどうしても難しそうなイメージがありますが、
こういった楽しいアートが多いのも、文化庁メディア芸術祭の特徴です。
講堂ではアニメ作品やアート映像の上映が行われています。
11日(土)の16時50分からは、アニメーション部門の大賞を受賞した
話題の映画「サマーウォーズ」の上映も行われます。
ちなみに、「サマーウォーズ」の細田守監督が大賞を受賞するのは二度目で
(前回は映画「時をかける少女」で受賞)、
二度の大賞受賞は、芸術祭史上初めてのことだそうです。
一方、京都国際マンガミュージアムでは、
2009年度のマンガ部門の受賞作品の原画などが展示中です。
大賞を受賞した幸村誠の『ヴィンランド・サガ』は、
ヴァイキングと、ヴァイキングに父を殺された青年の壮大な物語です。
ほかに、古田織部の生涯を斬新な視点で描いた『へうげもの』などが
優秀賞を受賞しています。

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンKC) ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンKC)
(2006/08/23)
幸村 誠

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へうげもの(1) (モーニングKC (1487)) へうげもの(1) (モーニングKC (1487))
(2005/12/22)
山田 芳裕

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さて、芸術祭の二つの会場、実はいずれも、昔の小学校の校舎を改造した場所です。
京都の中心部では、少子化で次々と小学校が廃校となりました。
しかし、そのまま取り壊してしまうのではなく、
さまざまな施設として利用する取り組みが行われています。
「京都芸術センター」と「京都国際マンガミュージアム」は、その取り組みのひとつ。
昔の小学校の面影は、随所に残っています。
それを探しながら会場をご覧になるのも、またひとつの楽しみだと思います。
(岸本)