neutron – カフェとギャラリーのはざまで

京都・三条烏丸を西へ進んだところに、
ギャラリーを併設したカフェ「neutron」(ニュートロン)があります。
最近ではカフェに展示スペースを設けるところが少なくありません。
ここneutronのカフェは天井高く、落ち着いた雰囲気で
老若男女が集うなかなか素敵な店内。
そしてカフェスペースの左側、少し高いところに
カフェとはガラスで隔てた三方を白壁に囲まれた四角い空間が併設されています。
そこでは毎週異なる作家の作品が展示され、
食事をしながらにして作品鑑賞が出来るというなんとも贅沢な空間が広がります。
逆にいえば、ギャラリーからガラス越しにカフェでくつろぐ人達を
まるまる見渡すこともできるのです。
ここにneutronの不思議さがあります。


私が初めて訪れたとき、
「作品を観ているのは自分だけれど
 もしかしてそんな自分もガラス越しにみられている?」
と急に恥ずかしさとその場にいることへのためらいが生じたのを覚えています。
カフェ目的のお客さんが、どれだけガラス越しの風景に目をやるのかは知れませんが、
少なからずギャラリーで展示される作品は
50?前で鑑賞する人からも
10m先にいる人たちからも
どのように観られても耐えうるものでなければならない
という無意識のプレッシャーを抱えているともいえます。
限られた空間で作家たちは、ここでしか出来ない発表方法を模索しているのです。
みなさんもneutronを訪れたときは
ぜひギャラリーからカフェの、カフェからギャラリーの光景を見てみて下さい。
「作品-自分-カフェ」という関係の不思議さに気づくことでしょう。
きっと新しい景色がみえてくるはずです。
◆ neutron ニュートロン
http://www.neutron-kyoto.com/
〒604-8166 京都市中京区三条通烏丸西入る御倉町79 文椿ビルヂング2階
TEL&FAX 075-211-4588 
年中無休(年末年始休暇有) ギャラリーは作品搬入日は閉廟
営業時間 / 11:00 – 23:00
(川村)