詩仙堂

紅葉を見に、京都一乗寺の詩仙堂に行ってきました。
詩仙堂というのは通称で、正式には「凹凸窠」というのですが、
その名の通り、急な坂道の途中のでこぼこした土地に建てられています。
江戸時代初期の文人、石川丈山が隠棲した山荘で、現在は寺院となっています。
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詩仙堂の一番の見どころは、その名の由来ともなっている「詩仙の間」です。
日本の三十六歌仙になぞらえて丈山が選定した三十六詩人を、
狩野探幽が描き、四方の壁に掲げた部屋です。
三十六詩人の像には、丈山の隷書でそれぞれの詩人の詩が書き添えられています。
他の部屋にも、丈山による隷書の掛け軸や扁額などが飾られており見応えがありました。
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紅葉したお庭も素晴らしかったのですが、やはりオンシーズンの京都、
人でごった返していました。
紅葉の見ごろは終わってしまいましたが、
これからの季節の方がゆったりと楽しめると思います。
京都にお越しの折は、ぜひ皆さんも訪れてみてはいかがでしょうか。
(西村)

京都で学ぶ

○○の街 京都」というと、みなさまは○○に何を入れられるでしょうか?
私が父の転勤先の小樽で大学受験を控えていた頃、京都は「憧れの街」でした。
高3の修学旅行では京都・奈良に来ました。
「青函連絡船で酔って大変だったのよ。」と娘に言っても、
「それ何?」と言われるぐらい、昔の話です。
私が感じる京都は、「大学の街 京都」です。
京都市内には、国立・私立、短大を含めると40もの大学があり、
他府県から来た多数の学生が、京都での大学生活を送っています。
少子化に伴い、大学間の競争は激化しています。
そして、多くの大学が産学連携・地域連携を謳い、大学は学生のためだけのものではなく、
「市民に開かれた」ものになりつつあります。
各大学のホームページを見ていただくと、一般向けの講演や講座が多数あることがわかります。
私は、講演を聴くのが好きで、しかも「無料」の講座を探すのが得意です。
2010年は「国民読書年」で、平野啓一郎さん、石田衣良さん、山本一力さん、唯川 恵さん
の講演を聴くことができました。

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梅岩でみちくさ

10月に入社した並河です。今後とも宜しくお願い致します。
京都の紅葉は11月の終わりごろからようよう錦へと変わり始めます。
今年の10月は暖かな日が続いた為、
虫のお腹を満たして、錦をまとう筈の葉をなくしてしまった桜の木などは花を咲かせ、
己が花さえ開花してしまってびっくりしているように感じられました。
ともあれ、11月に入り寒暖を繰り返し、
木々の先端から紅葉が始まる様子を日々愉しみながら通勤しています。
* * *
時をほんの少し遡ります。
今年の国民文化祭が京都で開催され、
市内を中心に京都府下全域で様々な催しが盛況のうちに幕を閉じました。
私の住んでいる京都府亀岡市でも、
亀岡祭宵宮(祇園祭の規模を小さくした感じのもので、山鉾の巡行もあります)の再現や、
佐伯灯籠人形浄瑠璃などの、地域に根ざした様々な伝統行事や文化などで
京都開催の国民文化祭を盛り立てていました。

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屏風祭

京都の町にも蝉の声が轟き始め、夏の盛りを迎えようとする今日この頃。
7月初めから続いていた祇園祭も終わりに近づき、祭囃子の喧騒が既に懐かしく思われます。
ご存知の方も多いでしょうが、祇園祭には、クライマックスである宵山や山鉾巡行だけでなく、
町の人々が、町家の店の間に屏風を立て巡らし、
親戚知人を招いたり、通りを歩く人たちに見せたりする習わしがあります。
これを「屏風祭」と呼び、美術愛好家の中には、
むしろこちらの方がメインイベントである方も少なくないのではないでしょうか。
屏風祭3
奇しくも私は、都合により宵山には会場に行けず、
悲嘆に暮れていたところに見つけたのが「紫織庵」でした。
屏風祭1
紫織庵は江戸後期に建てられた医院を、
大正15年、豪商・井上利助氏がフランク・ロイド・ライト様式に増改築したもの。
その後、川家の住宅として使われ、「川家住宅」として京都市の指定文化財にもなっています。
屏風祭2
武田五一(京都帝国大学教授)が
フランク・ロイド・ライトの建築を参考にして建築した洋間
現在は「京のじゅばん&町家の美術館」として、500円で入場できます。
幸いここでは、一年を通じて祇園祭期間中と同様の『屏風祭』を再現、公開されていました。
京都の町屋という空間に、
今尾景年の孔雀図屏風や近代名家貼交屏風、洛中洛外図屏風、
塩川文麟の掛軸などが飾られている様子は
美術館などの展示とは異なる自然な趣で、なかなか得がたい体験でした。
展示品のほとんどは撮影禁止であったために、
皆さまにお見せすることができないのが残念です。
紫織庵(http://www.shiorian.gr.jp/index.htm
※8/4 祇園祭の記述に関して、誤解を招く表現がありました。お詫びして訂正いたします。
(村山)

夜の山鉾

7月の京都といえば祇園祭。
京都ではちょうど昨日12日から、山鉾建て、鉾の曳き初めが各町で行われています。
長刀鉾立中1 長刀鉾建て中2
これは昨年撮影した長刀鉾建て中の画像ですが、
鉾建て後は隠れてしまって見えない骨組み部分が、ぎっちりと縄で締められている様子がわかります。
12日の夜、仕事帰りに散歩がてら四条烏丸へ立ち寄ってみました。
長刀鉾1 長刀鉾2
長刀鉾。
職人さんがまだ細かい調整を行っていました。
函谷鉾1 函谷鉾2
函谷鉾。
提灯には灯りがともり、にぎやかにお囃子が鳴り響いて、祭りの雰囲気満点です。
祇園祭ムードが一気に高まってきました。
いよいよ今週末は宵山です。
(千田)