植民地帝国日本における知と権力
本体価格
15,000 円(税別)
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植民地帝国日本における知と権力

松田利彦 編

  • 体裁
    A5判上製・980頁
  • 初版年月
    2019年03月
  • ISBN
    978-4-7842-1965-0

内容

日本の台湾・朝鮮・満洲国などに対する支配において、学問的知識・政策構想・イデオロギー・スローガンなど多様な形をとって現れた「知」に着目しつつ、「知」が帝国の支配に果たした役割や、植民地支配のなかでの被支配者の「知」のあり方を考察しようとする試み。

国際日本文化研究センター国際共同研究、台湾での合同ワークショップ、韓国での共催シンポジウムの成果。

目次

序(松田利彦)
解説(松田利彦)

Ⅰ研究の現状
「知と権力」からみた植民地帝国(松田利彦)
「台湾島史観」から植民地の知を再考する(陳姃湲)


Ⅱ植民地化と知の再編
法学者・岡松参太郎の台湾経験と知の射程(春山明哲)
領台初期の原住民調査(中生勝美)
俳文学、知識、植民地統治の交錯(顔杏如)
日本統治期における台湾人家族法と植民地統合問題(曾文亮)
「帝国」としての民法学へ(岡崎まゆみ)


Ⅲ植民地官僚の知と植民地在留日本人の知
高等農林学校と植民地の知(やまだあつし)
農村振興運動と八尋生男の政策思想(本間千景)
日本統治期台湾総督府における技術官僚の出自と活動分析(蔡龍保)
雑誌『朝鮮仏教』誌上に見る日朝仏教の葛藤(川瀬貴也)
女性植民者と帝国の「知」(宮崎聖子)


Ⅳ帝国の知と欧米世界の知
植民地官僚の統治認識(加藤道也)
志賀潔とロックフェラー財団(松田利彦)
日本の植民地医学から東アジア国際保健機構へ(劉士永)
戦前期における法学者・鵜飼信成の法学研究についての一試論(長沢一恵)


Ⅴ被支配民族の知
朝鮮の開化派官僚・尹雄烈が描いた近代と日本(山本浄邦)
忘れられた独立運動家、李達(小野容照)
植民地台湾からの「留学生」郭明昆(紀旭峰)
台湾における近代性と民族性の葛藤(何義麟)


Ⅵ脱植民地化/脱帝国化と知の再編
戦後朝鮮統治関係者による朝鮮統治史編纂(李烔植)
満洲医科大学における医学博士学位授与について(通堂あゆみ)
日本の帝国大学における朝鮮人留学生の状況と帝国知識の連続/非連続(鄭鍾賢)
白麟済の近代認識と自由主義(朴潤栽)
崔虎鎮の韓国経済史研究と東洋社会論(宋炳巻)
普成専門学校から金日成綜合大学へ(洪宗郁)

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