歴史における周縁と共生
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歴史における周縁と共生

―女性・穢れ・衛生―

鈴木則子 編

  • 体裁
    A5判・370頁
  • 刊行年月
    2014年04月
  • ISBN
    978-4-7842-1714-4

内容

  本論集では、日本の歴史のなかで女性の周縁化(地位の劣化)が進行していく過程を、その身体に対する認識の歴史的変化に着目しつつ、宗教/儀礼/穢れ/医学/衛生という、主として五つの側面から検討をくわえ、明らかにする。
 仏教と神道等の諸宗教における女性認識の諸相、血穢などに対する地域社会の対応の展開、伝統的医学・近代医学双方からみた病気や女性身体観の変容、近代衛生思想における女性役割の位置づけ等について、新しい視点から提示した共同研究の成果。

目次

序 文 鈴木則子(奈良女子大学研究院生活環境科学系教授)

 Ⅰ 宗教/儀礼/穢れ 

善光寺と女人罪業観 平 雅行(大阪大学大学院文学研究科教授)

富士講・不二道の女性不浄観批判 ―妊娠と出産についての言説を中心に― 宮崎ふみ子(恵泉女学園大学人間社会学部教授)

奈良の伝統的祭礼と女性―歴史民俗学的視座からの分析― 武藤康弘(奈良女子大学研究院人文科学系教授)
  
古代浴衣復元のための覚え書き 武田佐知子(大阪大学大学院文学研究科教授)

女性と穢れ―『玉葉』を手がかりとして― 加藤美恵子(日本女性史研究者)

宗教都市におけるケガレの操作と「清浄」概念の共有  濱千代早由美(皇學館大学・帝塚山大学非常勤講師)

近世における北野社門前の社会構造―芸能・茶屋興行を中心に― 三枝暁子(立命館大学文学部准教授)

      
 Ⅱ 医学/衛生

中国医学における感染症認識 白杉悦雄(東北芸術工科大学デザイン工学部教授)

江戸時代の結核―「恋の病」考― 鈴木則子
                 
衛生思想の中の女性―その周縁性と共生性― 瀧澤利行(茨城大学教育学部教授)

眼の感染症にみられる女性観―眼の通俗衛生と女性― 尾鍋智子(大阪大学特任准教授)

規範としての「自然」―江戸時代の育児書を手がかりに― 梶谷真司(東京大学大学院総合文化研究科准教授)

不妊の原因としての淋病―明治・大正期の庶民の生殖観の変化と買春の問題化― 林 葉子(大阪大学大学院文学研究科助教)
   
『青鞜』への道―保持研と南湖院― 池川玲子(東京女子大学他非常勤講師)


後記
執筆者紹介

紹介媒体

  • 「日医ニュース」

    2014年12月20日

    紹介

  • 『日本医史学雑誌』60巻4号

    2014年12月20日

    三﨑裕子

    書評

  • 『日本民俗学』287号

    2016年8月

    鈴木正崇

    書誌紹介

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