宗達伊勢物語図色紙
定価
20,900 円(税込)
本体 19,000円
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宗達伊勢物語図色紙

羽衣国際大学日本文化研究所 伊勢物語絵研究会 編

  • 体裁
    B4判変型上製・220頁
  • 刊行年月
    2013年03月
  • ISBN
    978-4-7842-1679-6

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内容

17世紀前半の京都、俵屋宗達の工房で制作された「伊勢物語図色紙」は、独創的な技法、描法、大胆な発想と非現実的な表現を用いた優雅な王朝物語絵であり、いわゆる「琳派」が繰り返し描いた伊勢物語絵の〈始発〉である。
 「宗達伊勢物語図色紙」はこれまでまとまって紹介されることのなかった作品だが、本書では、近年発見された色紙も含めて、59面のすべてをカラ―、原寸大で掲載し、また、色紙に描かれた伊勢物語の世界の解釈、伊勢物語絵巻・絵本との比較対照、さらに、宗達における色紙の位置づけ、裏書の解読、色紙の特徴的な構図と技法、色紙成立の動機、色紙をめぐる人的ネットワークなどに関する新たな知見を収める。
 伊勢物語研究者と日本美術史研究者との共同研究に基づき「宗達伊勢物語図色紙」の全体像と特徴を明らかにした一書。

目次

序 章 
    「宗達伊勢物語図色紙」の魅力  片桐洋一

第一章 研究と鑑賞
青木賜鶴子・泉紀子・大口裕子・田中まき・山本登朗

第二章 論 考
    「宗達伊勢物語図色紙」の現状  河田昌之

    「宗達伊勢物語図色紙」の人的ネットワーク 五十嵐公一

    益田家本「宗達伊勢物語図色紙」の成立 林 進  

    「宗達伊勢物語図色紙」の加飾技法と構図 河田昌之

  色紙書誌データ・所蔵者一覧 河田 昌之
    参考文献・資料 大口 裕子


執筆者紹介

あとがき(泉紀子)

紹介媒体

  • 『月刊美術』第452号

    2013年5月

    ART BOOKS(新刊案内)

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