日本図書館協会選定図書

内容

1949年10月の中華人民共和国誕生から文化大革命までの〈毛沢東時代〉の中国文学についてまとめた一書。毛沢東の中国の模索がひとまず挫折したことは、いまや明らかだが、模索そのものの意義は、いつの日にか誰かによってあらためて見直されるはず、との信念のもと、毛沢東時代とは何であったのかを改めて問い直す。

目次

中華人民共和国簡史 
『人民日報』に見る『武訓伝』批判
第3回中国文学芸術工作者代表大会をめぐって
歴史的真実と芸術的真実の結合 ──歴史劇論争の一側面  
文革以後の中国文学 ──〈連続〉と〈非連続〉  
文学・反文学・非文学 ──文革以後の中国文学界について  
文学 ──情況とその変革  
『紅灯記』移植と文化大革命
『虹南作戦史』論
路線闘争を描く短篇小説 ──文革後の中国文学界  
文化大革命
模索の軌跡 ──毛沢東時代の中国文学略年表  

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