内容

国宝『法然上人行状絵図』(知恩院蔵)から、その生涯のトピックスとなる事項の記事を選び、読み下し・現代語訳と解説を付し、あわせて他本との比較も行う。法然伝研究の第一人者が描く”絵伝に読む法然像”。口絵カラー4頁・挿図45点。

目次

序章 法然絵伝の系譜
『伝法絵』の成立
『琳阿本』と『古徳伝』
『行状絵図』の制作

第一章 法然の生涯
誕生
父の死
菩提寺への入寺と上洛
受戒と修学
黒谷に隠遁
法相・三論の学匠を訪問
華厳の学匠を訪ねる
念仏に帰す
講説の霊験
夢に善導と会う
三昧発得
霊山寺の別時念仏
月輪殿における頭光踏蓮
天皇・法皇への授戒と講義
選択集の撰述
清水寺阿弥陀堂の常行念仏
大原での談義
東大寺にて三部経講説
七箇条の制誡と山門に送る誓約の文
興福寺からの奏上
住蓮・安楽の事件
上人に流刑の宣下
弟子たちの悲嘆
遊女を教化
讃岐に滞在
赦免と勝尾寺滞在
京都に帰還
臨終とその瑞相

第二章 法然をめぐる人々
師の叡空
皇円阿闍梨のこと
仁和寺の守覚法親王
関白の九条兼実
東大寺大勧進職の重源
高野の明遍僧都
天台座主の顕真
園城寺長吏の公胤
熊谷入道蓮生
津戸三郎為守
法蓮房信空
長楽寺の隆寛
勢観房源智
聖光房弁長
善恵房証空

関連リンク

紹介媒体

  • 浄土宗新聞 459号

    2005年5月1日

  • 中外日報26744号

    2005年5月24日

  • 仏教タイムス

    2005年5月26日

関連書籍

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