禁裏・公家文庫研究 第一輯
本体価格
9,800 円(税別)
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内容

京都御所の東北隅に位置する東山御文庫には、近世の天皇家の文庫すなわち禁裏文庫を継承した古典籍や古文書が約六万部収蔵されていると言われているが、謄写本である東京大学史料編纂所所蔵『東山御文庫記録』や、宮内庁書陵部により撮影され『書陵部紀要』の彙報に掲載される東山御文庫本マイクロフィルムによって、その一部が紹介されているにすぎず、古典籍研究に充分生かされているとはいえない。本書は、勅封のため全容が不明であった東山御文庫本など近世の禁裏文庫収蔵の写本や、交流がある公家の文庫収蔵本に関する論考・データベース・史料紹介を収載し、近世の禁裏文庫本を古典籍研究に役立てようとするものである。

目次

序―東山御文庫と書陵部―(橋本義彦)
第一部 明治以後における東山御文庫御物の来歴(北啓太)
近世禁裏文庫の変遷と蔵書目録―東山御文庫本の史料学的・目録学的研究のために ―(田島公)

第二部 田中教忠旧蔵『寛平二年三月記』について―新たに発見された『小野宮年中行事裏書』 ―(鹿内浩胤)
『小野宮年中行事裏書』(田中教忠旧蔵『寛平二年三月記』)影印・翻刻 (鹿内浩胤)
広橋家旧蔵本『叙除拾要』について―藤原行成の除目書と思われる写本 ―(西本昌弘)
尊経閣文庫本『無題号記録』と東山御文庫本『叙位記 中外記』所引「院御書」 ―『院御書』の基礎的研究1 ―(田島公)
『秋玉秘抄』と『除目秘抄』―源有仁原撰本『秋次第』と思われる写本の紹介と検討 ―(田島公)

第三部 東山御文庫本『御産記寛弘六年十一月』(小右記)の紹介(石田実洋)
『中右記部類』目録(吉田早苗編)
伏見宮本『御産部類記』について(詫間直樹)
『実躬卿記』写本の形成と公家文庫(菊地大樹)
菊亭家本の賀茂(鴨)御幸記二種―洞院家文庫の遺品―(藤原重雄)
洞院公数の出家―東山御文庫本『洞院家今出川家相論之事』から―(末柄豊)
第四部 東山御文庫本マイクロフィルム内容目録(稿)(1) (小倉慈司編)

紹介媒体

  • 『古文書研究』59号

    2004年9月

    松薗斉

  • 「日本経済新聞」

    2016年2月13日

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