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内容

渡辺惣官職、農業技術の階級的性格、日根荘開発と勧進集囲の動向、天皇と民衆、加地子得分の形成と一色田の勤向、中世村落寺院と置文、内乱と村落、惣村の起源と役割、中世後期村落の経済生活、特権商人の勤向など、主に畿内地域の民衆生活に関する諸論稿を収録。地域社会に根をおろした中世民衆史をめざす真撃な姿勢が窺える一書である。(初版1981年・底本四版1990年)

目次

第一篇 鎌倉時代

第一章 中世における機内の位置-渡辺惣官職を素材として-
 一 渡辺党
 二 惣官職と渡辺党

第二章 中世における農業技術の階級的性格-「角田苗代」を素材として-
 一 問題の所在
 二 「門田苗代」の実態
 三 「門田苗代」発生の意義
 四 中世における農業技術の階級的性格

第三章 鎌倉時代における開発と勧進
 一 日根荘開発の動向
 二 勧進集団の構造の理念

付 日本中世の立願と暗号



第二篇 南北朝時代

第一章 南北朝内乱期にみる天皇と民衆
 一 概要と課題
 二 建武政権の樹立
 三 内乱のなかの天皇と民衆
 四 むすびにかえて

第二章 加地子得分の形成と一色田の動向
 一 山城国小泉荘随身名の場合
 二 山城国宇治伊勢田・槇島の場合
 三 東寺領山城国女御田・拝師荘の場合

第三章 十四・五世紀における二毛作発展の問題点
 一 一色田経営と二毛作
 二 二毛作普及と農民生活

付1 ある中世村落寺院と置文
付2 南北朝内乱と畿内村落



第三篇 室町・戦国時代

第一章 惣村の起源とその役割
 一 惣村内部の経済構造
 二 惣村の身分編成

第二章 下克上の時代の一側面-嬰児殺害・一色田・散所-
 一 嬰児殺害
 二 一色田
 三 散所

第三章 中世後期村落の経済生活
 一 頼母子と村落
 二 頼母子と土豪・商人

第四章 室町期における特権商人の動向-楠葉新衛門元次をめぐって-
 一 出自とその環境
 二 荘園の直務をめぐって
 三 憑支(頼母子)をめぐって
 四 商品をめぐって

付 根来寺と和泉熊取の中家
 一 根来寺の氏人
 二 根来寺と中左近池
 三 池築造と労働編成
 四 根来寺・中家と分業・流通



付篇

第一章 吉士について-古代における海外交渉-
 一 吉士集団の創設-難波日鷹吉士-
 二 官司制的吉士集団の形成-草香(部)吉士と難波吉士
 三 吉士の活躍

第二章 大徳寺をめぐる商人たち
 一 天王寺屋・半井家
 二 天室宗竺の入寺と町人
 三 三級宗玄の弔礼と町人


付記
あとがき

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