著者・編者略歴

和歌山県立博物館 学芸員

東京大学史料編纂所 准教授

東京大学史料編纂所 助教

内容

真言宗の古刹として知られる高雄山神護寺は、中近世を通じて寺観を保っただけに、関連する中世史料を多く伝える。同寺所蔵の書蹟としては、空海筆の「灌頂暦名」や「文覚四十五箇条起請文」(いずれも国宝)が有名だが、ほかにも、23巻1幅に整理された『神護寺文書』274通が重要文化財に指定されている。
神護寺に伝来した中世文書について、同寺現蔵分のみならず、寺外流出分についても能う限り探索・収集を行い、総数496点を編年して配列。これらに加えて、「伝法灌頂日記」「神護寺略記」などの記録類についても、記録編として収載する。寺僧集団、政治史研究、荘園研究など多方面に裨益する画期的な一冊。

■担当編集者より■
史料集をつくるというのはほんとうにたいへんな仕事だと思います。
神護寺文書の場合、お寺が所蔵していた文書274通についてはすでに翻刻がありましたが、本書には編者が見出した史料を加え、合計496通もの文書を収録することができました。
それらを翻刻し、さらに編年していく。気が遠くなるような地道な作業です。
本書が広く活用され、中世史研究に新たな知見をもたらすことを期待しています。

目次

口絵

序―刊行によせて―(谷内弘照)

灌頂暦名
文書篇
記録篇
解題(末柄豊)

花押集(神護寺所蔵文書より)
寺外流出文書・記録所蔵者別索引
神護寺所蔵文書・記録目録

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