キソチャシキ

基礎茶式

中国茶道研修方法

大益茶道院 発行

呉遠之 著

井上由紀子 訳

田丸祥幹 訳

高丹丹 編訳

  • 体裁
    四六判並製・156頁
  • 刊行年月
    2015年10月
  • ISBN
    978-4-7842-1824-0

著者・編者略歴

Wu Yuan-Zhi・・・茶人,大益グループ理事長,大益茶道院及び大益愛心基金会の創始者.
 長きにわたり茶道の学術的な研究と実践に携わり,初めて「惜茶愛人(茶を大切にし,人を慈しむ)」という茶道の精神を唱え,現代における学術文化としての茶道学科の設立と茶道の職業化の振興に力を注ぐ.茶道は心の良薬である篤く信じている.

内容

・「惜茶愛人」を主旨として、陸羽の『茶経』をはじめ日本の茶道・台湾の茶芸などさまざまな茶文化を研究・実践してきた著者が、中国の茶道「基礎茶式(大益八式)」を考案。
・「基礎茶式」の八つの作法に意味づけられた精神や、作法の手順、ポイントを、多くの挿図とともに紹介・解説する。
・「心の良薬」である茶を通じて、芸術を楽しむ心を培い、精神修養を目指す教本となっている。

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*大益八式とは八つの動作の組合せによる基本動作*
①洗塵 両手を清め、心を落ち着け、茶をいれる準備をする。
②坦呈 道具を並べ、胸を開いて、誠の心を示す。
③蘇醒 道具を温め、湯を注ぎいれることにより、急須を目覚めさせる。
④法度 茶葉を量り取る。何事も適度が大切である。
⑤養成 湯が茶を引き立て、色、香りともに立つ。
⑥身受 茶が入り、まず自らが試飲する。実践したものが、真を知る。
⑦分享 友人たちを招き入れ、共に茶を楽しむ。
⑧放下 茶式の終了。茶道具を整理し、次に備える。 

目次

◆◆◆ 内容目次 ◆◆◆

第一章 茶式総論
   第一節 茶式の神髄
   第二節 茶式精解
第二章 修持要領
   第一節 茶道礼儀
   第二節 精進修持
第三章 基礎茶式(実演編)
   第一節 茶式概述
   第二節 実 演 編
第四章 基礎茶式(研修編)
   第一節 概  述
   第二節 研修編
附録一 基礎茶式(実演編)解説
  二 茶道服装    

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