室町幕府の東国政策
定価
7,920 円(税込)
本体 7,200円
在庫状況: 在庫あり

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著者・編者略歴

すぎやま・かずや・・・1973年生.國學院大學大学院文学研究科日本史学専攻博士課程後期単位取得満期退学.博士(歴史学).現在,國學院大學文学部兼任講師.主著に、「畠山国清の乱と伊豆国」(黒田基樹編『足利基氏とその時代』戎光祥出版,2013年)ほか.

内容

従来の中世東国史研究では、鎌倉公方を中心とした鎌倉府体制が注目されてきた。
これに対し本書は、室町幕府の東国政策という視点から室町期東国社会をとらえ直し、その焦点を平時・戦時それぞれの東国の儀礼と秩序、東国における足利氏一族庶子の存在意義、室町幕府・鎌倉府の境界領域ならびに政治・経済的に競合する地域社会における諸階層の動向にあわせて再検討する

目次

序 章

  第一編 室町期東国の儀礼と秩序 

第一章 室町幕府における錦御旗と武家御旗
 ―関東征討での運用を中心として―
 旗の故実と作法/武家御旗の運用/錦御旗の運用

第二章『鎌倉年中行事』にみる鎌倉府の着装規範
 ―鎌倉公方の服飾を中心として―
 正月行事の服飾/寺社参詣の服飾/節日の服飾/通過儀礼の服飾/出陣行列の武装

  第二編 室町期東国の足利氏一族 

第一章 稲村公方と南奥社会
 陸奥下向時の稲村公方/陸奥在国期の稲村公方/鎌倉帰還後の稲村公方

第二章 篠川公方と室町幕府
 篠川公方と義持・義量期室町幕府/篠川公方と義教期室町幕府/篠川公方府の構造/篠川公方と室町幕府の通交関係/篠川公方の滅亡

第三章 堀越公方の存立基盤
 ―経済的側面を中心として―
 堀越公方の居館/堀越公方と京都・鎌倉寺院領/堀越公方への礼銭/堀越公方と都鄙和睦

補 論 堀越公方と足利鑁阿寺

 第三編 室町幕府の東海・南関東政策 

第一章 室町幕府奉公衆葛山氏
 鎌倉・南北朝期の葛山氏/室町幕府と葛山氏の接近/葛山氏と駿河守護今川氏/葛山氏と足利将軍

第二章 室町幕府と甲斐守護武田氏
 室町幕府と武田氏の接近/在京都期の武田氏と甲斐情勢/甲斐帰国後の武田氏と細川一門

第三章 室町期上総武田氏の興起の基底
 ―武田信長の動向を中心として―
  公方足利持氏期の武田信長/公方足利成氏期の武田信長/上総武田氏の展開

第四章 室町期の箱根権現別当と武家権力
三十四世弘実の還補と頼印大僧正/三十六世證実の登場と大森氏一族/三十六世證実の勢威と鎌倉府体制/三十七世実雄と永享の乱/三十八世禅雄と室町幕府

  第四編 室町幕府の東北・北関東政策 

第一章 室町幕府と下野「京都扶持衆」
 室町幕府と宇都宮持綱/室町中期宇都宮氏一族の推移/室町中期那須氏一族の推移

第二章 室町幕府と常陸「京都扶持衆」
 室町幕府御料所の常陸国中郡荘/常陸小栗氏の乱の背景と構造/常陸守護山入佐竹氏と室町幕府

第三章 室町幕府と出羽大宝寺氏
 室町前期の大宝寺氏と奥羽情勢/室町幕府と大宝寺氏の接近/室町幕府における貢馬と大宝寺氏/室町後期の北陸諸国と大宝寺氏

終 章


あとがき
初出一覧
索引

紹介媒体

  • 『地方史研究』374号

    2015年4月

    浜口誠至

    新刊案内

  • 『日本歴史』809号

    2015年10月1日

    江田郁夫

    書評と紹介

  • 『利根川文化研究』38

    2014年12月17日

    滝川恒昭

    書評・新刊紹介

  • 『歴史学研究』941号

    2016年2月

    植田真平

    書評

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