2017年4月、2刷出来

著者・編者略歴

ながい・たかのり・・・京都工芸繊維大学大学院デザイン・建築学系准教授

内容

制作の論理に注目する著者が、ポスト・モダン後の地平から、モダン・アートの〈芸術性〉とその〈時代性〉を探る。

目次

第I章 モダン・アート論
 リチャード・シフ「モダン・アートにおけるデジタル体験」を読む
 マテイエリスム
 モデルニテ

第Ⅱ章 モダン・アートの諸相
 ジェリコーの彫刻
 ギュスターヴ・モローの芸術論
 ゴッホの油彩画・デッサンと日本美術
 新印象主義
 セザンヌにおける塗り残しの問題
 セザンヌと時間
 セザンヌと後世代
 ピカソとミノタウロス
 マティスの絵画と装飾

第Ⅲ章 モダン・アートと日本
 なぜフランス美術は日本で愛好されるのか
 漱石の「草枕」に見る近代絵画論
 日本におけるセザンヌ受容史の一断面

第Ⅳ章 美術館・展覧会
 美術展の批評的機能
 セザンヌ展

紹介媒体

  • 読売新聞

    2004年7月25日

    三浦篤

    「絵画の物質性読み直す」

  • 週刊読書人2547

    2004年7月30日

    篠原資明

    43人へのアンケート「2004年上半期の収穫から」でとりあげられています

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