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内容

本書は、古記録・儀式書・かなの日記・歴史物語等の根本史料を基に、摂関政治の本質および年中行事を主とする平安貴族文化の実態を説かんとするものである。第1篇では藤原師輔と源高明をとりあげ、第2篇では御堂関白記を中心に道長の政治を論じ、また史実と歴史物語の関係を検討し、第3・4篇で、平安時代の有職故実を解明する。

目次

第1篇

第1章 藤原師輔の時代
第2章 源高明と師輔
第3章 高明の左遷 ―安和の変―
第4章 『九暦』と『九条年中行事』
第5章 『西宮記』と『九条年中行事』

第2篇

第1章 藤原道長とその時代
第2章 藤原道長と摂関政治
第3章 『御堂関白記』と藤原道長の人間像
第4章 『御堂関白記』と『栄花物語』
第5章 『御堂関白記』と儀式行事

第3篇

第1章 年中行事の研究史
第2章 外来文化と年中行事
第3章 平安文化と年中行事
第4章 『日本紀略』と年中行事
第5章 文献史学からみた年中行事

第4篇

第1章 平安文学と年中行事
第2章 古記録と日記文学
第3章 後宮文化と儀式
第4章 故実説話と行事

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