セキガハラカッセントキンセイノコクセイ

関ケ原合戦と近世の国制

笠谷和比古 著

  • 体裁
    A5判・280頁
  • 刊行年月
    2000年12月
  • ISBN
    4784210679

カバーなど書籍の外装に多少の汚れ・傷みがございますのでご了承ください。

内容

徳川時代270年のまさに端緒となった関ケ原合戦が内包していた諸問題の再検証と、合戦後の領地配分(地政学的状況)にみられる支配の実態、将軍制をめぐる思惑と確執、家康と秀頼の関係などを通して豊臣と徳川の「二重公儀体制」の実態を明かし、徳川家康の政権構想と近世天皇制との関係を論じる著者最新の論集。

目次

1 関ヶ原合戦の展開

第一章 蔚山籠城戦と関ヶ原合戦
第二章 豊臣七将の石田三成襲撃事件
―歴史認識生成のメカニズムとその陥穽―
第三章 関ヶ原合戦の推移とその諸論点―「小山の評定」の再検討を中心に―
第四章 真田一族と関ヶ原合戦
第五章 関ヶ原合戦後の地政学的状況


2 徳川家康の政権構想と近世の国制

第六章 徳川家康の源氏改姓問題
第七章 徳川幕府の成立と慶長年間の二重公儀体制
第八章 禁裏と二条城
―徳川家康の対朝廷政策―
第九章 高仁親王即位問題と紫衣事件
終 章 関ヶ原合戦と近世の国制

紹介媒体

  • 日本史研究476号

    2002年4月

  • 歴史学研究763号

    2002年6月

    書評

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