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内容

空海が「いろは歌」の作者でないことは今日定説となっている。その定説確立に至る論争過程やその後の論議を顧み、国語・歌謡・教材・教育思想史上の諸問題を明らかにする。

目次

色葉歌作者考(黒川真頼)
いろは考(佐藤誠実)
いろは考を駁す(三島孝蔵)
色葉歌の作者は空海に非さるを論ず(鈴木暢幸)
弘法大師 伊呂波製作のこと(上野紀士)
いろはと五大(久米邦武)
教育上に於ける弘法大師(谷本富)
いろは歌と五十音図(六大新報社)
五十音図考(畠山太郎)
伊呂波歌(大矢透)
『音図及手習詞歌考』を読む(吉沢義則)
いろは歌の作者(高野辰之)
今様の音数律(志田延義)
いろは歌と五十音図の御製作(蓮生観善)
伊呂波并五十音図に関する考察(守山聖真)
国語学と弘法大師の功績(新村出)
大師のいろは歌と五十音図(長谷宝秀)
弘法大師と『いろは』歌(加藤咄堂)
大師筆「伊呂波歌」の検討(高田定吉)
色葉歌の年代に関する疑問(岡田希雄)
仮名私考(黒木拝石・荻野謙堂)
いろは歌作成年代考(宮嶋弘)
平仮名と弘法大師(筑島裕)
ひらがなの成立と空海(平山観月)
伊呂波の作者と年代(高橋愛次)
実語教の撰者と撰述年代(石川謙・石川松太郎)
わが国における実語教の盛行と終焉(酒井憲二)

解説(小山田和夫)

「弘法大師空海の教育」関係文献目録

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