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日本近代の成立と展開

梅溪昇教授退官記念論文集

梅溪昇教授退官記念論文集刊行会 編

  • 体裁
    A5・480頁
  • 刊行年月
    1984年04月
  • ISBN
    478420363X

外函など書籍外装に多少の汚れ・傷みがございますのでご了承ください。

内容

梅溪博士の阪大退官を記念して、新進気鋭の18氏が論稿を寄せた。梅溪教授の学風を伝えると共に、各論文が日本近世・近代史に一石を投ずる。

目次

Ⅰ思想と文化
京都町衆伊藤仁斎の生活規範―日記の分析を通じて― (三宅正彦)
山脇玄脩の門人たち―取次人の動向を中心として―(竹下喜久男)
中井竹山の歴史観―その排仏論を中心として―(小堀一正)
書肆河内屋吉兵衛と橋本香坡―幕末期大坂出版資本の一側面―(今井美紀)
近世大阪の部落寺院について―その来歴と本末関係を中心として―(寺木伸明)
明治維新と郷村社 (寺脇恵著)
北一輝における「明治天皇シンボル」の一面―晩年の記述の分析を中心にして―(竹山護夫)

Ⅱ社会と経済
近世大坂の川浚制度―一八世紀を中心に―(村田路人)
畿内在郷町における町政機構―摂津国池田の場合―(松下万里子)
国訴の再検討―支配国と地域経済(藪田貫)
近世後期における在方薬種業の展開―平野組薬種屋・合薬屋仲間を中心に―(今井修平)
近世米穀市場研究についての覚書(本城正徳)
近世都市大坂の衰退(脇田修)
宝暦~天明期における商品流通と統制について―豊後佐伯藩による干鰯流通の統制を巡って―(楢本譲司)
大阪開商社と宇陀紙の流通(服部敬)
「三大事件建白運動」と大阪民党(原田敬一)
大日本農道会についての覚書(大谷正)
米軍資料による第一次大阪大空襲(小山仁示)

梅渓昇教授略年譜・業績目録

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