カバーなど書籍の外装に多少の汚れ・傷みがございますのでご了承ください。

内容

 京都が生んだ実力政治家・野中広務は、今秋(2002年)政治生活五十年を迎えた。n 日本の政治に輝かしい足跡を刻んできた野中の実像とは―生い立ち、激動のドラマ、修羅場での数々の秘話を綴りながら、知られざる人間味と剛腕の胸中に迫った。n 本書には「蜷川革新王国」との長年にわたる闘いや、京都経済界との一時、微妙な関係のもとでの知事選裏面史。永田町での「自自連立」「自自公連立」へ向けての執念や苦闘。地方自治への熱い思い。そして北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)やODA問題などをめぐり明かされるエピソードなども次々と登場。興趣は尽きない。nその野中は、今回の出版に先立つインタビューで政権中枢での「新たなる闘い」を宣言した。

目次

第一部 素顔とn軌跡n序章 鳴門海峡/献金返上nn第一章 二十四年目の春n意外な展開/勝利の方程式/政治風土/選考劇決着nn第二章 激突の「三極戦争」n春嵐の告示日/石原都知事の「檄」/背水の陣/新知事誕生/「鶴の一声」/もう一つの闘いnn第三章 ふるさと・園部時代n生い立ち/赤面の瞬間/男の約束/悲しみと怒り/質素な選挙/同郷の「恩師」/改革宣言/町民が主人公/知事との訣別nn第四章 京都政権の攻防n直接対決/憲政の常道/「闇専従」直撃/南山城ゴルフ場問題/戦争責任追及/さよなら演説nn第五章 「天下分け目」n人生の転機/ついに「落城」/権力構造/終わりの始まり/剛腕副知事/徹底検証/一本の電話/人情の機微nn第六章 国政への道n衆院選出陣準備/熱気の「励ます会」/燃える京の夏nn第七章 永田町激動n三〇一号室/堂々の初質問/極秘の書状/手腕の片鱗/衝撃の分裂/政界動乱nn第八章 地方自治n自治大臣/「奥の院」/野中学校/政治決断nn第九章 政権中枢n「党に帰るよ」/大政翼賛会/官房長官/「連立」への秘策/官邸での「素顔」/国旗国歌法/男女共同参画nn第十章 政治信念n「日本が動く」/バトンタッチ/「野中首相待望論」/中国訪問/「金丸の伝言」/都大路で/「盟友」のエール/五十年を想うnnn第二部 対談 国政と地方政治  野中広務・荒巻禎一(司会・須藤眞志)nn林田知事の誕生/野中・荒巻副知事時代/蜷川府政との闘い/中央の野中、地方の荒巻/野中広務の政治観/地方の時代/行政改革/日本の教育/京都府政を振り返る/府と市の関係/地方分権と地方税/山田新知事への期待/自治大臣時代/京都を考える

紹介媒体

  • 夕刊フジ

    2002年12月6日

  • 東京新聞

    2002年12月2日

    「自自連立などの内幕紹介」

関連書籍

  • このエントリーをはてなブックマークに追加