日本図書館協会選定図書
第24回ジャポニスム学会賞

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内容

開国と万国博を契機に西洋を席巻したジャポニスムは、壁紙という分野においてもみられた。本書では、欧米に渡った日本の装飾紙の調査、後に大きな影響を与えたシェノーの日本美術論も踏まえ、19世紀後半から20世紀前半にわたる壁紙のジャポニスムをそのデザインの具体例にそってさぐる。

目次

序章 ジャポニスムとは
ジャポニザン(日本美術愛好家)たち
レイトンとオールコックの日本美術論

第一章 エルネスト・シェノーの提言
展評「日本美術」
講演文『日本美術』

第二章 海外に渡った和紙と欧米人の和紙観
装飾図案の影響
日本の図案の変遷
金唐紙

第三章 壁紙の歴史 ―様式と技術の変遷―

第四章 壁紙におけるジャポニスム ―十九世紀後半から二十世紀初頭の全盛期―
壁紙に見る日本の文様・モチーフ
アングロ・ジャパニーズ・スタイル
アーツ・アンド・クラフツ ―モリスと後継者たち―
壁紙と染織の相互関係 ―リバティーとシルヴァー―
アール・ヌーヴォーとジャポニスム

終章 生き続けるジャポニスム

〈付録〉ルイ・フィギエ『壁紙の歴史』(一八七五年)(翻訳)
〈調査報告〉欧米の美術館・図書館所蔵和紙リスト/参考文献/索引

紹介媒体

  • 月刊美術8月号

    2002年8月

  • 學鐙5月号

    2002年5月

  • 美術手帖5月号

    2002年5月

  • ジャポニスム研究 第25号

    2005年11月15日

    三浦篤

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