向井潤吉『花と龍』挿絵原画特集 公開中です!

向井潤吉『花と龍』挿絵原画特集 Part2を公開しております!
2014年新春にPart1を公開し、
ご好評いただいた「向井潤吉『花と龍』挿絵原画特集」。
8月より、 待望のPart2、約80点の作品をオンラインストアにて公開しております。
http://www.rakuten.co.jp/shibunkaku/
向井潤吉は、茅葺き屋根の古民家を描き続けた油彩画家として、
非常に人気の高い作家です。今回ご紹介するのは、
昭和27から28年まで小説『花と龍』が讀賣新聞朝刊に連載されていた際、
挿絵として描かれた作品です。
風景・静物・人物などがひとつひとつ丁寧な筆致で描かれ、
潤吉の卓越した描写力が遺憾なく発揮されています。
向井潤吉_271
【第二百七十一回挿絵 「若松公会堂」】
Part1では、明治時代の情景が描かれた物語前半部分をご紹介いたしましたが、
今回は昭和初期の風俗等が描かれた物語後半部分の原画約80点を追加しております。
今回の展示作品では、八幡製鉄所のあった北九州の情景の他、皇居周辺や浅草など東京の
様子も描かれています。
また、街路や船着場、小料理屋や日常の家庭の様子など、昔懐かしい昭和風俗も見どころです。
向井潤吉_210
【第二百十回挿絵 「傘をさす姉妹」】
なかには、鉛筆で書かれた下絵が残っている作品もあり、構図を推敲し、
変更したあとを追うことができます。
作家の息遣いを間近で感じることができるのが原画ならではの醍醐味です。
向井潤吉_313
【第三百十三回挿絵 「車力」】(部分)
挿絵の主題となっている小説『花と龍』は、芥川賞作家 火野葦平による自伝的
小説です。新聞連載中には大きな話題となり、その後たびたび映画化やドラマ
化されました。
新聞連載にあたっては、324話すべてに向井潤吉による挿絵が添えられ、
当時の風俗や物語の世界観が生き生きと映し出されています。
今では存在しない昭和の建造物や風景も、向井潤吉にとっては自ら目の当たり
にしていた光景。細やかな筆致から、当時の空気感を堪能していただくことができます。
本展覧会の作品は、思文閣オンラインストアのほか、実店舗のぎゃらりぃ思文閣でも
ご覧いただけます。
展示の様子は こちらからご覧いただけます。
向井潤吉の画業、ぜひこの機会にご覧くださいませ。