琵琶一

先日、倉庫で探し物をしていると、たまたま「近江国細見図」という琵琶湖とその周辺の都市や
街道・名所旧跡などを描いた地図(木版)が目に留まり、その地図を広げながら、十年以上前、
まだ学生の頃に自転車で琵琶湖一周したことをふと思い出しました。
(注:サボっているわけではありません。)
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京都・滋賀付近に住む、少々体力と時間の余っている人間にとって、琵琶湖一周は格好のチャレンジ(暇つぶし)で「琵琶一(ビワイチ)」の愛称で親しまれ、居酒屋で得意げに話す学生もよくいます。
「一日で回ってきた」なんて言う友人がいたので、なんだそんなものかと思い、地図も持たずロクな準備もせずに出発。あまりの過酷さに殆ど観光もできず、回りながら準備不足をとても後悔したことが苦笑いとともに思い出されました。
後々聞くと、琵琶湖をほぼ一周しようとすると、どんな回り方をしても160km~200km位あるらしく、そりゃあどんなに漕いでも中々ゴールしないわけです、、、。
この「近江国細見図」が作られた当時(寛保二年刊)に琵琶湖一周しようなんて事を実行した人が
どの位いたのかは定かではありませんが、徒歩での達成は困難を極めたことでしょう。
しかし、湖岸付近だけでも、彦根城や石山寺、三井寺など見所は多く、そして東海道五十三次の宿場の一つである大津宿、草津宿などの宿場町もあります。
当時の人たちは、今とは比べ物にならない苦労・危険に直面ながらも、それに負けないくらいの楽しみや達成感を感じてこの琵琶湖岸を歩いたのではないでしょうか。
少々体力に自信がなくなりましたが、いくらか大人になった今、今度はしっかり地図を持って、名所旧跡を訪れながら当時の自分や江戸の旅人に思いを巡らし、もう一度琵琶湖を一周してみようと思います。
 、、、、、、車で。
(西原)