筑豊を訪れて

10月に、仕事で北九州の黒崎から「筑豊電鉄」という小さなローカル線に乗る機会がありました。
床が板張という少しレトロな路面電車で、かつ車内に車掌さんがいる光景は古き良き「昭和」の
時代を感じさせ、電車はかつて炭鉱で賑わった筑豊の初秋の田園風景の中を走り抜けていきました。
この日偶然降り立ったのは、この度平成25年度の文化勲章を受勲された高倉健さんの故郷。
小学生の頃観た『南極物語』以来の俄か健さんファンの私でさえも、聖地に降り立つ感慨は一入でありました。
1989年公開の映画『あ・うん』の撮影中にご母堂が逝去された折、撮影のためご葬儀にも
帰れなかったというエピソードが受勲後のテレビ番組で紹介されていましたが、健さんは
そのお母様から大人になっても常々「辛抱せんといかんとよ」と言われ続けていたそうで…。
健さんの足元には到底及びませんが私も「辛抱ばい」と思うことが多い今日この頃です。
(入江)