大和文華館の水墨画

こんにちは、新入社員の佐藤と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
さて、先日、奈良の大和文華館で開催中の「水墨画名品展」に行って参りました。
道すがら激しい雨に見舞われましたが、幸いにも着く頃には雨も上がって暑さも和らぎ、
良い散策日和でした。
チケットを購入して赤松の古木の木立を抜けると、小高い丘の上に吉田五十八氏設計の
本館が姿を見せます。
池に面したこの本館からはすばらしい眺望も楽しめ、美術鑑賞に疲れたときには、敷地内の
自然と合わせて気持ちをリフレッシュさせてくれます。
大和文華館
今回の「水墨画名品展」では、時代や地域によって様々な表情を見せる水墨表現の広がりを
示すという趣旨のもと、李迪の「雪中帰牧図」(右幅)や可翁の「竹雀図」をはじめとする
大和文華館所蔵の名品に加え、狩野正信の「周茂叔愛蓮図」や、「白衣観音図」といった九州
国立博物館所蔵の品も特別出陳されています。
大規模な展観ではありませんが、中国、朝鮮そして日本の様々な時代の水墨画の名品をいろ
いろと見較べながら、描かれた当時の時代背景などにゆっくりと思いをめぐらせることがで
きました。
とりわけ、李迪の「雪中帰牧図」(右幅)からは、小さな画面ながらすばらしい気品が感じ
られ、中国南宋時代の院体画の傑作を、今こうして日本で目にする事ができるという幸せな
気持ちで見いってしまいました。
会期は10月6日(日)までだそうです。
穏やかな自然の中でゆっくりと水墨画の名品に触れる時間はいかがでしょうか。
(佐藤)