新入社員のご挨拶

こんにちは、新入社員の曽根と申します。
今年度は、私を含めて計5人が思文閣に入社いたしました。
さまざまな古美術や作品に触れ、多くの人にその美を伝える一助になれるよう努めてまいりますので
どうぞ、よろしくお願いいたします。
さて、先日、京都国立博物館で開催されている狩野山楽・山雪展に行ってまいりました。

「京都の狩野派は濃い。」とのキャッチコピーのとおり、障屏画、絵巻や掛軸などに、
漢画から、金碧の華やかなものや微笑んでしまうようなユニークな作品まで、多彩な作品が出品されています。
桃山時代や江戸時代初期の勢いと力強さを多くの実作品から感じ、やはり面白い時代だなと改めて思いました。
源氏物語の葵帖での、六条御息所と葵の上の従者が見物場所をめぐり騒動となった場面を描いた、
山楽筆の《車争図屏風》が出品されています。
野次馬の人々や驚き走り出す人々が表情豊かに、そしてまさに今動き出さんばかりに描出されており、
非常に細やかに描かれた人ひとりひとりの顔や動作を、ケースの前で見入ってしまいました。
約400年前に、山楽・山雪たちがどのように描いていたのか…そのようなことに想いを馳せた一時でした。
京都国立博物館のみでの開催で、会期は来月5月12日までだそうです。
とても分厚い図録もまた見応えがあります。
足を運ばれたらいかがでしょうか。
(曽根)