この道より

ぎゃらりぃ思文閣におきまして、8月1日から「武者小路実篤展 この道より」を開催しております。
今回の展示に強い思い入れができたのでブログに書かせて頂こうと思います。
というのも編集部に配属されて3ヶ月弱、まだまだ未熟ではありますが、
初めてこの実篤展のカタログ編集を任せていただいたのです。
(展示会の企画は皆さまおなじみの入江さんです)
大変嬉しく感じると共に身の引き締まる思いで作成しました。
武者小路実篤の作品といいますと、野菜や花といった植物の「生」を絵と独特の賛文で表現した、
どこかほっこりとする作品が思い起こされます。
植物の生き様に感動したり、自分を投影したり、自らを省みたり、
素朴な作品だからこそ心に沁みいるものがあります。
チューリップ之図2
中でもこの作品は、チューリップの鮮やかな色が目に飛び込んでくる、
それでいてほのぼのとした雰囲気を持った作品でお気に入りの作品です。
今回は、そんな実篤作品の中で見つけた、
少し味わいの異なる私のお気に入りの作品を紹介します。
人参と鉢植え
色合いがお気に入りの作品。
小さな人参が不揃いで可愛らしいです。
河童之図
河童の表情にユーモアがありますね。
とても気に入ったので、独断でカタログの余白に入れてしまいました。
インドネシヤ
こちらも土偶の三者三様の表情が面白いですね。
インドネシアからのお土産をもらって描いたのでしょうか。
手形
「私と共に七十三年 その間に最も忠実に私のかきたいものをかいてくれた老いたる手よ お前に感謝する」
自分の身体の一部の手に感謝するという発想は私にはなかったので、はっとさせられました。
手と二人三脚で作品をつくってきた、何だか感動します。
自らの身体にも、身近な人や物にも、感謝する心を忘れてはいけませんね。
カタログには、今回取り上げました他にもたくさんの作品を掲載しております。
愛情込めて制作しましたので、和の美8月号と合わせてお楽しみください。
また、今回は油彩やブロンズ等の作品もございますので、実際に見て頂くとまた違った味わいがあります。
ぜひ展覧会にも足をお運びくださいませ。
皆さまのお越しをお待ちしております。
武者小路実篤展 この道より
場所:ぎゃらりぃ思文閣
日時:8月1日(水)~8月13日(月)
   10時~18時
   会期中無休
(鈴鹿)