書に思う

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先日、泉屋博古館へ行きました。
この展覧会では、住友家から寄贈された日本と中国の書跡併せて40点が紹介されており、
日本は平安時代~江戸時代、中国は明清時代を中心とした作品群で、
重要文化財の八大山人「安晩帖」をはじめ、紀貫之「寸松庵色紙」など、
数々の名品を堪能することができます。
美しいお庭とあいまって、ゆったりとした気分で鑑賞できます。
また、書に関心を持てるような工夫も要所要所でされていて、
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展示室の外には、水書板で展示品(のコピー)を臨書できるという、
なんとも素晴らしいスペースが設けられていました。
実際に書かれる方もいらっしゃり、なんだか嬉しい気持ちになりました。
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私は帰宅後、寸松庵を臨書しました。
今回の来館の目的は、知見を広げ深めることに加え、
形式や運筆など、創作の参考にえられるものがあれば、という思いもありました。
結局のところ、作品に圧倒されるだけで終わってしまいましたが…。
時を超え、いにしえの書を味わえるのは尊いことで、
時代を問わず人の心をとらえるものが存在するのだと思うと、
自分自身の表現にも、人の心をとらえる何かをいつかみることができるよう、
すこしずつ磨きをかけていきたいと思ったのでした。
(平野)