青木繁展

京都国立近代美術館で開催されている
「青木繁展―没後100年 よみがえる神話と芸術」展に行ってきました。
青木繁が20才で画壇デビューを果たしてから、28才の若さで没し、
死後に再評価されるまでを時系列に追った展示になっており、
青木繁の人生を浮かびあがらせています。
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図版などでは見たことがあるものの、
今回はじめて実物を目にすることができた代表作「海の幸」には圧倒されました。
3尾の鮫をかつぎ、列になって歩く男たち。
未完成ゆえのあらあらしいタッチ、フォルムがかえって
人間のエネルギーや生命力を感じさせる、不思議な絵でした。
最後に展示されている絶筆の「朝日」にも目を惹かれました。
朝焼けに染まった穏やかな海を描いた作品です。
経済的な問題を抱え、健康を害して失意の中この世を去ったとされている青木繁ですが、
最期はこの絵のような穏やかな境地に達していたのではないかと思わせます。
「青木繁展―没後100年 よみがえる神話と芸術」は7月10日(日)まで開催されています。
お近くにお越しの方は、ぜひ足を運ばれてはいかがでしょうか。
(西村)