梅雨空の絵画鑑賞

長雨にとじこめられた毎日、皆様はどのように過ごしておいででしょうか。
読書や映画鑑賞、美術館鑑賞など、雨の日こそ心静かに過ごせるもので、
梅雨もそれほど厭うべきものではないと個人的には感じます。
また小雨程度であれば、
敢えて屋根のないところへ出かけてみるのもまた一興ではないでしょうか。
龍安寺や詩仙堂など、京都には雨でも楽しめる名所が幾つかありますが、
今回私がご紹介させていただくのはこちらです。
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左京区下鴨・北山通りに位置する〈京都府立陶板名画の庭〉は、
名画の美しさをそのままに再現した丈夫な陶板画を安藤忠雄氏設計の施設に展示するもので、
屋外で鑑賞できる世界で初めての絵画庭園です。


↓クリックすると拡大画像がご覧いただけます。
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鳥獣戯画(伝・鳥羽僧正)       最後の晩餐(レオナルド・ダ・ヴィンチ)
陶板画は全部で8点。いずれも世界的名画の中に、唯一の日本画として、
「世界最古の漫画」とも称される「鳥獣人物戯画」が飾られています。
個人的にとても好きな作品の一つなので、気軽に立ち寄れる場所に展示されているのが嬉しいです。
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最後の審判(ミケランジェロ)
ほぼ原寸大「最後の審判」は圧巻ですが、この名画の庭で私の一番好きな作品はこちら、
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睡蓮・朝(モネ)
水の中に展示されている「睡蓮・朝」。
雨粒の作る水紋が、この絵の美しさを一層際立たせているように感じます。
勿論、明るい晴天の下でその美しさを鑑賞するのに不足がある訳ではありません。
しかしながら、静かな雨音の響くなか、水に濡れ独特の艶を放つ名画をゆっくりと鑑賞するというのも
格別味わい深いものがあります。
すぐ隣には府立植物園もあり、共通券がお得となっておりますので、
どちらかにお立ち寄りの際は両所とも見て回られるのがおすすめです。先日はバラ園が見事でした。
京都府立陶板名画の庭 スタッフブログ
http://toban-meiga.seesaa.net/
(真壁)