ザ・フェイク―春峯庵事件の謎に迫る

こんにちは。社長の田中です。
ただいま思文閣では、毎年恒例となりました大文化祭を開催中です。
さて、今回は私が長年あたためてきた
特別企画『ザ・フェイク-「春峯庵事件」の謎に迫る-』展を開催しております。
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美術品に真贋はつきものですが、
いくら贋作とはいえ、すべてが「出来の悪いニセモノ」というわけではありません。
本展覧会の目玉《月夜遊宴図》は、世紀の大贋作事件「春峯庵事件」の渦中にあった屏風で、
当時の入札図録にも掲載されています。
事件後行方がわからなくなっていましたが、
幾年もの時を経て、ひょんなことから私共の手元にやってきました。
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これが「春峯庵事件」の屏風です。
驚くべきは、そのすばらしい出来映えです。
「春峯庵事件」で中心となって絵を描いていたのは、若干16才の少年だったといいます。
事件後、少年にはパトロンがつき将来を約束されますが、18才で夭折してしまいます。
世間を騒がせ、専門家の学者生命を失わせるまでにいたった
悪質な歴史的贋作事件であることは否定できませんが、
なぜこれほどまでに多くの人が騙されてしまったのか、
という事件の歴史的背景にも興味をそそられます。
本展では作品とともに事件の詳細についても解説を施し「春峯庵事件」の謎に迫ります。
その他にも同一有名作家の真作と贋作を並べて展示いたしましたので、
作品の真贋を見比べつつ秋の京都にて美術鑑賞をお楽しみいただければ幸いです。
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ほんものはどちらでしょう?
また、ぎゃらりぃ思文閣では日本美術×現代美術と題しまして古美術と現代美術の展示を、
百万遍の思文閣会館では出版社まつりを開催しております。
美術館で開催中の「奈良絵本・絵巻の宇宙展」は昨日から3日間は無料です。
皆さまお誘い合わせのうえ、ぜひお越しください。
ザ・フェイク―春峯庵事件の謎に迫る
10月29日(金)-31日(日) 10:00-18:00
於:思文閣京都本社