古美術ミステリ

ミステリ作家の北森鴻さんが亡くなられました。
まだお若かったのに、本当に残念です。心からご冥福をお祈りします。
さまざまな佳作(特に、連作短篇には名品が多いです)を生み出した北森さんですが、
「冬狐堂」シリーズは古美術業界を舞台にしためずらしい作品です。

狐罠 (講談社文庫) 狐罠 (講談社文庫)
(2000/05)
北森 鴻

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狐闇 (講談社文庫) 狐闇 (講談社文庫)
(2005/05)
北森 鴻

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緋友禅 (文春文庫―旗師・冬狐堂 (き21-4)) 緋友禅 (文春文庫―旗師・冬狐堂 (き21-4))
(2006/01)
北森 鴻

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「旗師」と呼ばれるひとたちがいます。
店を持たず風呂敷ひとつで商売する古美術商のことです。
冬狐堂こと宇佐美陶子は、腕利きの旗師。
しかし、あるとき贋物をつかまされ、そこから事件に巻き込まれていきます。
このシリーズで、古美術業界の恐ろしさを知ったというかたは多いようです。
私も入社する前に読んで、なんて怖い業界なんだ…と思ったくちです。
実際のところは、小説に出てくるような騙しあいが日常茶飯事というわけではありませんが、
頭のよく回るかたが多いのも、この業界だと思います。
少しダークな古美術の世界へ、どうぞ。
(岸本)