「光悦ふり」に向き合う

こんにちは。
この春入社いたしました、三浦と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。
最近、古門前通のあちこちに張り出されているこのポスター。
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目にした途端、茶碗の美しいフォルムに心を奪われ、さっそく美術館へ足を運んでまいりました。
低い高台の上に腰をゆったりと張らせ、優美な曲線を描きだすこの器形は光悦独特のもの。
侘びの精神を重んじ、装飾を排除してきた茶碗の世界に、光悦が変化をもたらしたのです。
本展では、光悦と樂家歴代、半泥子など光悦の影響を受けた人々の作品が展示されており、
光悦が陶芸、そして茶の湯の世界に与えた影響を概観できるようになっています。
なかでも感じ入ったのは、当代樂吉左衛門の作品。
茶碗の常識を打ち破る造形、釉薬による抽象絵画のような装飾。
なんともチープな感想ですが、「カッコいい~!!!」と感動して本まで購入してしまいました。

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当代樂吉左衛門自身による詩やエッセイが添えられた作品集です。
茶碗づくりを通して茶の湯の本質を鋭く問う、考えさせられる本でした。
……さて、よいものをたくさん観たところで、
「(一応)趣味は陶芸(自称)です」と言っているからにはやっておかなければと思い、
つくってみました。私なりの「光悦ふり」。
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作陶中はもっぱら久しぶりに会った友人とのおしゃべりに興じ、
自己との対話や茶の湯の精神などとは程遠いものでしたが、よい休日になりました。
(三浦)