三代 宮永東山展

ぎゃらりぃ思文閣では、2015年初めての個展として
「三代 宮永東山展」を開催いたしました。
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宮永氏は京都・伏見に窯を持つ青磁の名手の家に生まれました。
彫刻家を志して京都・ニューヨークで学んだ後
土素材にこだわった作品を作るようになり、
主にオブジェとしての焼き物を発表します。
その後、陶芸界に新風を巻き起こした八木一夫ら主催「走泥社」の
同人として研鑚を積み、海外にも多数出品。
陶歴約50年となる現在も、陶芸による造形美を追求しています。
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本個展でご紹介したのは、幾何学文様に想を得たシャープな硬質さと、
宮永氏の人間性がにじみ出たような温かさを兼ね備えた
魅力的な作品の数々です。
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下の作品の特徴的な文様は、一見すると波模様や花びら模様などに見えますが、
実は黄色の図面に描かれているとおり、
円の連続性から導き出された幾何学模様なのです。
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また、こちらの16~18もの面を持つ多面体は、
図面を起こし、型紙から作られています。
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まず型15_201501291557214fc.jpg紙を仮組みしたのち展開し、
その形に合わせて磁土を
切り出した後はり合わせ、焼いています。
左の写真は型紙の一部。
彫刻を創作の基礎とする先生ならではの、
独特の制作工程で作られた作品です。

 

 

 

 

 

 
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極限まで偶然性を排し、
理論的に構成された宮永先生の陶芸作品。
計算しつくされた美は自然と対局にありながら、
見る人それぞれに違った
豊かな表情を感じさせる
非常に魅力的な作品です。