スマートフォン・タブレット専用 美術品査定申込アプリ

iPhone、iPad、Androidなどのスマートフォン・タブレットをお持ちの方のために、
「美術品査定申込アプリ」をリリースいたしました!
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丁寧なガイダンスや、スマートフォン・タブレットならではの簡単操作で、
スムーズに査定をお申込みいただけます。
今まで、「手持ちの作品を見てほしい」というご依頼はお電話でお受けすることが多かったのですが、
美術商に直接電話するのは気が引ける、という方もいらっしゃったのではないでしょうか。
とはいえ、おうちに眠っている美術品の価値は気になるもの。
古美術商というと、古めかしく、敷居が高いと思われがちではありますが、
お客様のご要望にお応えするためなら、新しいものも積極的に取り入れていきたいという
思いの末、このようなアプリをご提供するに到りました。
このアプリなら、スマートフォンやタブレットで、お気軽に査定をお申し込みいただけます。
申込みは簡単ですが、サービスはプロフェッショナル。
お送りいただいた作品情報は、弊社社長をはじめ、専門スタッフの目で丁寧に拝見し、
メールや電話にてお返事をさせていただきます。
もしかしたら、これはお宝かも…!?という作品をお持ちの方は、ぜひこのアプリをご利用ください!
※作品によっては、お取扱いできない場合もございます。その際は何卒ご容赦くださいませ。
アプリの機能について
http://www.shibunkaku.co.jp/arts/app.html
各端末からのダウンロード
iPhoneの方 iPadの方 Androidの方
                 アプリアイコン
夏の記事で「新しい企画の立ち上げを手伝わせていただいています」と
書きました(井上)のは、このアプリの開発のことでした。
最先端の技術とは本当に移ろいやすいもので、
予想外のOSの動きへの対応で、当初の計画通り進まぬことも多く、
実は計画より一ヶ月遅れの導入となりました。
出来上がってしまえば愛着はひとしおで、
実家へ行くとついアプリを立ち上げて試してみたくなったりしてしまいました。
「たいしたことない作品かも…」と思いつつ、「これは?」「これもやってみよう!」と
家族と話しながら作品を見るのは、思った以上に楽しいものでした。
返事を待つ間も「どうだったかな?」と話がはずむので、
答えがどうであれ、わくわくしていただけるものだと思います。
(結局、私の家にあったのはたいしたことのないものばかりでしたが…。。)
申込む前にもう少しじっくり考えたい、という方のために、
編集途中の情報が下書きに残る機能もございますので、
まずは楽しんで使っていただければ幸いです。
このアプリを使って美術品を売りたいけれど、査定申込とは一体どんなものか、先に知りたい
という方は、弊社ホームページ「査定・買取りの流れ・査定に関するQ&A」をご参照くださいませ。
安心してお申込みいただくためにも、査定の大まかな流れをご理解いただき、
疑問点を解消していただければ幸いです。
スマートフォン・タブレットをお持ちでない方は、
査定・買取り申込フォームより、パソコンで査定をお申込みいたただけます。
アプリに続いて公開したサービスで、査定申込のためのお写真が、
パソコンから簡単に添付・送信できるようになっています。
皆様のご利用を、心よりお待ちしております!
(井上)

奈良公園「鷗外の門」と鹿

先日、展覧会鑑賞とあわせ、奈良公園に遊びました。
その日のベストショットがこれ。
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明治の文豪・森鷗外は、陸軍を退官したのち
奈良も含む帝室博物館の総長をつとめました。
その間、奈良を訪れた際の宿所とした官舎の跡に、
いまではこうしてその門だけが残っているとのこと。
構図もへったくれもないスナップ写真ですが、
澄まし顔で門をくぐる鹿の姿がどうにもほほ笑ましい。
この右方には「鷗外の門」と題署のある歌碑が置かれてあり、
猿の来し官舍の裏の大杉は
折れて迹(あと)なし常なき世なり
の歌が刻まれてあります。
この歌の収録される「奈良五十首」には、次のような歌もあり、
写真のような情景とあわせてみれば、よりぴったりくるようにも感じられます。
春日なる武甕椎(たけみかづち)の御神に
飼はるるしかも常の鹿なり
「常の鹿」という言い草は、
神使といえど飯も食らえば糞もするといったような、
からっとした、あけすけな気分を感じさせて、
そのあたり、我が国固有信仰のおおらかさがよくあらわれているようで、
ゆかしくも思われます。
そういえば、例によって鹿せんべいを購入して
そこらにいる鹿たちに与えたわけですが、
以前の記憶よりもずっと果敢に、
群れをなして猛然と押し寄せる勢いにいささか驚き、
思い返せば、そんな姿はまさに「常の鹿」、
我々と同じただの生き物というにふさわしいものでありました。
(佐藤)

古書資料目録229号発行しました

古書資料目録229号を発行致しました。
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秋になるとついつい菊や楓、イチョウなどをモチーフにしたくなるのですが、
毎年似た感じになりがちなので、今回の表紙は江戸の伝統文様、紗綾形で飾ってみました。
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これは「卍」を斜めに崩して連続文様にしたもので、
「卍崩し」「卍繋ぎ」または「雷文繋ぎ」「菱万字」などとも呼ばれています。
桃山・江戸時代に紗綾織(地が平組織で、文様が縦の四枚綾の絹織物)が明から輸入され、
地文様として使われたので紗綾形と呼ばれるようになりました。
江戸時代には綸子の地文はほとんどが紗綾形で、これに菊・蘭などをあしらったものが
紗綾形綸子として非常に多く行われていました。吉祥文様とされ、
昔は女性の慶事礼装用の白襟には紗綾形が使われるものと決まっていたようです。
現代でも、絹織物や陶磁器、組子障子・欄間・衝立など建築の和風装飾にも良く用いられており、
また時代劇のいわゆる「お白州」の場面で目にすることも多いですね。
この伝統的な和文様紗綾形を、まだ早いですが黄葉をイメージした明るい黄色で彩り、
真中には紫色の題簽で、秋の襲の色目「移菊」を表現してみました。
季節感を出しつつ、色やデザインが重ならないようにと、毎号頭を悩ませつつ表紙を作成しております。
新しい目録を手に取る瞬間、目に入る表紙も少しだけ楽しんでいただけたら幸いでございます。
(真壁)