ようの美最新号 小特集・人形

現在、ぎゃらりぃ思文閣では、ようの美其の65号を制作中です。
今月は巻頭に小特集として、木彫やブロンズ、陶製や衣装人形を含めた「像」を中心に、
人形作品を15点ほど集めました。
今回はそのうちの人形作家の一人、平田郷陽について紹介したいと思います。
初代の郷陽は、写実技法を駆使した活き人形師として、高い評価を得た人物です。
現在、私達が平田郷陽と呼び慣らしているのは二代目に当たりますが、
二代郷陽もまた、少年時から父について、活き人形制作の技法を学びました。
解剖学を知り、デッサン力の基礎を身につける必要のある初期段階において、
活き人形制作の現場は、最も恵まれた環境にあったと言えるでしょう。
その甲斐あって、創作に移った後も郷陽の作る人形は、
いかにデフォルメを加えられても、全体としてのバランスが損なわれることがありません。
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足立美術館に行ってきました。

夏休みを利用して、島根県にある足立美術館まで行ってきました。
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まわりには田園が広がっており、緑豊かな中に建つ美術館です。
「あの展覧会をふたたび-40年前の開館記念展」、
そして
「NIHONGA 日本画 Bestアーティスト4」
と題して、川端龍子榊原紫峰橋本関雪横山大観
四巨匠の作品を展示した展覧会を観賞する事ができました。
会期は8月31日までなので、残念ながらあと4日ほどしかありませんが、
9月1日からは新しい特別展「横山大観展 10年に一度の大展覧会」が開催されるそうです。

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土方定一『日本の近代美術』をよむ

今読んでいる本のことです。
土方定一『日本の近代美術』(岩波文庫、2010)

日本の近代美術 (岩波文庫) 日本の近代美術 (岩波文庫)
(2010/01/16)
土方 定一

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年明けに岩波文庫版として再版されまして、
それを半年遅れで手に取りましたものの、原著は1966年(昭和41)に出たもの。
その意味では、日本の近代美術評論の“古典”といってもいい書物だろうと思います。

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化野の千灯供養

去る8月16日、京都の風物詩である五山の送り火が行われました。
大文字が特に有名ですが、西の嵯峨野でもひとつ、送り火が焚かれます。
鳥居形と呼ばれるその送り火には、火床が108あり、
一説には、人間の108の煩悩を焼き尽くすという意味が込められているそうです。
鳥居形が灯される山のすぐ麓に、ひとつのお寺があります。
化野念仏寺。「あだしのねんぶつじ」と読みます。
京都でももっとも西に位置する化野は、
東の鳥辺野、北の蓮台野とともに、
古来より葬送の地として知られてきました。
お寺には無数の石仏が奉られていますが、
この地に葬られた無縁仏と言います。
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ウコン布のちから

残暑厳しい折、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
あちこちでビアガーデンが催されていますが、
二日酔いになりがちなこの時期、「ウコン」のお世話になる方もいらっしゃるかと思います。
さて、美術品を守るためにも「ウコン」は使われています。

ウコン布には防虫・防腐作用があり、思文閣では主に額を収納するのに使っています。

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