京の冬の旅 宝鏡寺とひな人形

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人形寺として有名な宝鏡寺
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京都市上京区のこのお寺は、人形を供養してくれることで知られています。
現在、ここでは春の人形展「幕末・宮廷の雅」が催されています。
先日の思文閣美術館ブログでもご紹介しましたが
http://artmshibunkaku.blog12.fc2.com/blog-entry-18.html
この時期はひな祭りにちなんで、ひな人形やひな道具の展覧会が多くなりますね。
そもそも宝鏡寺は、室町時代から皇女が住持をつとめる門跡寺院でした。
幼くして入寺した皇女たちに、御所からはたくさんの人形が贈られます。
徳川14代将軍家茂に嫁いだ和宮も、幼少のころに宝鏡寺で過ごし、
本堂の奥にある「鶴亀の庭」で遊んだということです。
この庭は現在も拝観することができ、きちんと手入れされています。

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展示ご紹介

五回目を迎えました思文閣大交換会も、大盛況のうちに終了いたしました。
まことにありがとうございました。
思文閣大交換会は、弊社約1万人の顧客様のネットワークを活かして
ご出品を募り、みなさまにご入札いただく催しです。
次回開催は6月を予定しております。
ご出品の締切は4月10日となっておりますので、お気軽にお問い合せください。
さて、思文閣本社では、3週間ほど行っていた入札下見会から、
展示替えをしました。
一階には、和の美3月号で特集される谷文晁の山水画。
中央の筑波山を描いた屏風は圧巻です。
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もう一方のウィンドウには、内海吉堂の鯉の屏風と、
川端玉章の龍虎の双幅が展示されています。
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屏風は、鯉の絵を得意とした吉堂の魅力が堪能できる名品です。
この2点も、和の美3月号に掲載されます。

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和の美最新号 おひなさまと谷文晁

『和の美』最新号のご案内です。
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通信販売カタログ『和の美』3月号ができあがりました。
表紙は「桜萌黄」という着物の色目を参考にしてデザインしました。
ただいま印刷と製本の作業中ですので、
2月下旬ごろにお客様のお手元へお届けいたします。
巻頭には3月3日のひな祭りに合わせて、立ち雛図を4点掲載しています。
また、巻末にはシリーズ「継がれしもの」として、谷文晁の山水画を特集しています。
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このシリーズ「継がれしもの」は日本美術界に大きな功績を残した大成者たちに
焦点をあて、ご紹介していく不定期の特集企画です。
昨年の10月に谷文晁の人物画をご紹介し、
ご好評をいただきましたので今回はシリーズ第二弾です。
今回掲載する作品も文晁が敬愛した雪舟の画風を模した作品や、
当時著名であった儒者たちや文晁の弟子たちとの文化的交流がうかがえる作品など、
バラエティに富んだ作品を掲載しております。
どうぞお楽しみください。
カタログお申込はこちらから。
(塚本)

neutron – カフェとギャラリーのはざまで

京都・三条烏丸を西へ進んだところに、
ギャラリーを併設したカフェ「neutron」(ニュートロン)があります。
最近ではカフェに展示スペースを設けるところが少なくありません。
ここneutronのカフェは天井高く、落ち着いた雰囲気で
老若男女が集うなかなか素敵な店内。
そしてカフェスペースの左側、少し高いところに
カフェとはガラスで隔てた三方を白壁に囲まれた四角い空間が併設されています。
そこでは毎週異なる作家の作品が展示され、
食事をしながらにして作品鑑賞が出来るというなんとも贅沢な空間が広がります。
逆にいえば、ギャラリーからガラス越しにカフェでくつろぐ人達を
まるまる見渡すこともできるのです。
ここにneutronの不思議さがあります。

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一竹辻が花の世界

「辻が花染め」は、室町中期から桃山時代に栄えた絞り染めの小袖です。
もとは庶民の小袖から始まったと言われていますが、
のちに武家に愛され、高級品として一世を風靡しました。
染色家・久保田一竹が「辻が花染め」に出会ったのは20才のとき。
東京国立博物館で室町時代の小裂の美しさに魅了され、
現代に息づく染色としての、独自の「辻が花」の製作に心血を注ぎました。
山梨県の富士河口湖町にある久保田一竹美術館では現在、
彼の代表作として名高い連作「光響」を展示しています。
これは一竹及び一竹工房のライフワークであり、
四季おりおりの雄大な景色と宇宙とを、
80枚の着物の上に表現することが最終目標とされています。
どの一枚をとってもまるで絵画のような美しさですが、
ピラミッド型の本館の内部に
それらがぐるりと巡らされた光景はまさに圧巻です。
天気がよければ、美術館からは美しい富士山と河口湖が望めます。
観覧に疲れたときは、本館に併設された茶房「一竹庵」で、
龍門の滝をながめながらお抹茶と手作りぜんざいをいただくのもおすすめです。
(蒲)