バク・スンウ Blow Up

MISA SHIN GALLERYでは、
昨日よりバク・スンウの写真展を開催しています。
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バク・スンウは韓国生まれの写真家で
今回の展覧会「Blow Up」は、彼が2001年に平壌で撮影した写真をもとに制作されています。
平壌での撮影は徹底した監視と統制のもとに行われ、
撮影区域が限定されるばかりでなく、撮影後にはフィルムを没収されます。
検閲を通り、彼の手元に残った数少ない写真は平凡な平壌の風景ばかり。
しかし、35ミリフィルムを「Blow Up」(拡大)することにより、
平壌の現実を浮かび上がらせることに成功したのです。
昨日行われたレセプションのようすが、
MISA SHIN GALLERYのフェイスブックに掲載されています。
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お近くにお越しの際は、ぜひ足をお運びください。
バク・スンウ Blow Up
MISA SHIN GALLERY
2011年3月4日(金)~4月16日(土)

生誕250年 酒井抱一

みなさん、琳派といえば、だれの名前を思い起こすでしょうか。
俵屋宗達尾形光琳本阿弥光悦、あるいは尾形乾山…。
琳派の歴史で重要な画家が、来年生誕250年を迎えます。
彼の名前は、酒井抱一
抱一は、譜代の大大名、姫路藩の次男として生まれました。
兄が家を継いだことから文化人として暮らし、
谷文晁亀田鵬斎といった当時の一流の文化人と親しく交流を重ねました。
ちなみに彼らは「下谷の三幅対」とよばれ、当時より時代を代表する粋人たちとして有名でした。
三人が居住し、現在でも江戸風情がそこかしこに残る「谷根千」(谷中・根津・千駄木の通称)を歩くと、
まだ彼らの息づかいが感じられるような気すらします。

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上村松園展

京都国立近代美術館上村松園展が始まりました。
過去最大級の回顧展ということで、世に広く知られた傑作を、一度に見ることのできる機会です。
私は東京で一足早く鑑賞してまいりました。
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木田安彦の世界『三十三間堂』展

只今大丸ミュージアムKYOTOで開催中の「木田安彦の世界『三十三間堂』展」に行ってきました。
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木田氏の代表作となった「三十三間堂」は1978年に発表して以来、
木版画にとどまることなく、水墨・板絵・ガラス絵などさまざまな素材によって、
一つの型に収まらない表現で発表され続けてきました。
今回は、第一作目の木版画から最新作の板絵屏風にいたるまでの約70点の「三十三間堂」が観覧できます。

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寺島紫明「彼岸」に寄せて

松園清方ほど目立つ存在ではないけれど、
「そんな紫明が結構好き」という方も多いのではないかと思います。
私もその一人です。
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『清方と深水・紫明展』図録より
描いた作品も好きですが、残された資料からその性格を捉えようとしたところ
全くできなかったので惹かれたような気もします。
下層の女性・水商売の女性を「大嫌いですねん」と言いながら見事に描いたり、
「画家と医者は大嫌いですねん」と言いながら画家として名を残してしまったりと、
その生涯には不思議な点が多かったように見えます。

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