えびすさんと大黒さん

今回は、えびすさん・大黒さんと、
古美術の関わりについてお話ししたいと思います。
お正月のこの時期よく目にする宝船に乗った七福神。
その七福神信仰が人気を博したのは意外と遅く、
江戸時代も文化文政期まで下るのだそうです。
当時江戸の文化サロンを形成していた
太田蜀山人谷文晁酒井抱一らが正月の縁起遊びとして、
谷中の七福神詣でに倣って、向島に七福神を作ったのが、
江戸の庶民に広まるきっかけとなったとのことです。
隅田川七福神巡り:http://muko-jima.com/m_shitifuku2.html
そう言われてみれば、円山応挙や狩野派といった
近世を代表する画家たちに、えびすや大黒天を単独や対で
描いたものはあっても、七人全員そろった作品が
なかなかないのもうなずけます。

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